Masayuki Miyamoto Photography
写真家 宮本昌幸オフィシャルサイト


North Diary ~北国からの便り~

  
 北海道十勝在住の写真家 宮本昌幸が見つめた、日々の自然と四季折々に移り変わりゆくそれらの様子を、野鳥・動物、時に風景を織り交ぜながら発信する日記です。ご感想、ご質問などは 「Contact」からお願いします。

2015.12.29 

ニホンザル/Japanese macaque 

Canon EOS-5DmarkⅢ,EF70-200mm f2.8L IS Ⅱ USM
 年の瀬も迫って来ましたが、来年は申年ですね。ですが、北海道にサルは生息していません。北海道から本州最北端の下北半島の大間までは最短直線距離にして20キロもありませんが、空中を飛翔することが出来ない陸の生き物にとっては大きな境目となりました。その境目はブラキストン線と呼ばれています。そのような距離間の下北半島は、北海道と同様に冬は日本海側から強風が吹きつけ、雪も降る厳しい土地です。もともとは緯度の低い場所が主な生息地である猿の仲間の中では北限のサルと云われるように、ここで暮らすニホンザル達はその厳しい環境に適応ししっかりと生きづく術を得ています。昨今は温暖化も著しいですが、今や津軽海峡は人の手によってトンネルで繋がっています。青森側の青函トンネルの出口ではニホンザルが遊ぶ姿も見られるので、自然の力では超えることができなかった境も何かのきっかけで超えられてしまうことがありうるかもしれませんね。それは決して良いことではないと考えますが。何はともあれ、皆様良い年をお迎えください。2016年も引き続きよろしくお願いします。

2015.12.27 

オオハクチョウ/Whooper swan

Canon EOS-1DX,EF500mm f4L IS USM
 夏、北海道より緯度の高い極東ロシア方面でオオハクチョウは家族と共に過ごします。そして北海道の標高の高い山々から初冠雪の便りが届く頃、その夏に生まれた子供を連れて北海道へと南下してきます。冬は多くの水面が氷となり雪を乗せて白くなってしまいますが、場所によっては少数が冬を越します。ある日、吐く息もすっかり白く今にも凍りはじめそうな揺らめく水面を西日がオレンジに染め上げました。ゆらめきは1羽のオオハクチョウをまるで絵画の世界にいるようにその姿を浮き上がらせました。

2015.12.25 

タンチョウ/Red-crowned crane

Canon EOS-7DmarkⅡ,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USM
 クリスマスですね。北国ではクリスマスといえば普通にホワイトクリスマスです。特にこのあたりからはグッと寒さも強まり積雪が増えてくる時期ですが、連日お伝えしている通り今年は暖かい日が多いためか地面が見えているところも結構あります。ですが、やっぱりクリスマスなんでしょうか、ホンのちょっとだけ雪が降りました。体に当たっては消えてく湿った雪でしたが、タンチョウの黒い羽を横切る雪たちは、レンズで覗くとちょっとおしゃれなイルミネーションのように見えました。Merry Christmas♪

2015.12.24 

ハイタカ/Sparrow Hawk

Canon EOS-7DmarkⅡ,EF 600mm f4L IS Ⅱ USM
 ある雪が降り続く日、1羽のハイタカが小枝にとまり身体中に雪を乗せているシーンに不意に出くわしました。人はこれだけ景色が霞むほどの降雪だと、なかなか前を見ては歩けないものです。彼の黄色の虹彩は真っ白な世界の中でもキラリと光り、獲物を物色していることを感じさせます。生き物にとっての雪は、食物の獲得を阻む大敵でもあり、身を隠す手段ともなります。ハイタカは僕の気配を察してか、大粒の雪の中を目を見開いて音も無く飛び去って行きました。僕は変わらず雪が目に染みるので、下を向きながら歩き続けました。

2015.12.22 

エゾリス/Hokkaido Squirrel

Canon EOS-7DmarkⅡ,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USM
 冬至は一年で最も昼の時間が短い日ですが、本来であれば寒さ自体はこれからがまさに本番だということを覚悟する日でもあります。しかし、昨晩から湿り雪。森で見つけた えぞりー(エゾリス)も、自慢の耳毛が濡れてウェービーになっていました。
えぞりーのDiaryもこちらで今後更新していきます。(サイドバーから移動してください)

2015.12.21 
 

タンチョウ/Red-crowned crane
 Canon EOS-1DX,EF70-200mm F2.8L IS II USM

 夕日を浴びながらタンチョウたちが冬のねぐらである川を目指す。
街中ではクリスマスソングをよく耳にする季節となりましたが、未だ冷え込みはそれほどキツくなく積雪も場所によってはゼロが続いています。このような年は帳尻を合わせるかのようにある日を堺に一気に冷え込んだり、大雪に見舞われたりすることもあるのですが、さて今シーズンはどうでありましょうか。

2015.12.16 

ふたご座流星群/Gemini meteor shower

Canon EOS-5Ds,SIGMA 24mm F1.4 DG HSM | Art
先日夜半前まで快晴の空が広がり、ふたご座流星群の極大期にも当たったため事務所の側で夜空に向かってシャッター切りました。ふたご座のある東側は、帯広市街地の光害があるためそれほど輝く流れ星が多い流星群ではないこともあり、日高山脈のある南から西にレンズを向けました。肉眼ではたくさん見ることが出来きましたが、速く明るさもそこそこのため写真にするのはペルセウス座流星群ほど簡単ではありませんでした。
 そしていつも気になっていたことがありまして、高く聳える日高山脈の南側はいつも明るく空が光っていますが、方角的には街のある静内方面まではかなり距離があります。街灯の明かりだけではこれほど夜空を明るくは出来ないでしょうから、何の灯りだろうかと考えていたのですが、もしかしたら太平洋で操業する漁船団による漁火かもしれないな、とふとっ考えつきました。その距離にして優に100キロはあります。

2015.12.11 

エゾフクロウ/Ural owl

Canon EOS-1DX,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USM
硬くしまり氷となった雪の上から冷たい雨が降っています。
暖冬傾向が続いています。今年は猛烈な風が幾度か吹き荒れた年でもありましたが、
フクロウが仲睦まじく住処としていたこの木もその影響を受けてか、
折れてしまいました。

2015.12.09 

ハヤブサ/Peregrine Falcon

Canon EOS-1DmarkⅡ,EF500mm f4L IS USM
一時期多かった雪の日もここ数日は綺麗な青空が広がり、夜はマイナス10度程度まで
冷え込むようになってきました。朝晩の太陽が姿を現す前後に描き出す空の色が特に綺麗です。
写真はそんな話題とは関係はありませんが、僕自身にちょっと関係があって、そんな綺麗な夕日を見ることが出来た12月7日に我が家にもう1人家族が増えました。
名前はどうしても好きなものの漢字を当てはめようとするのは、鳥好きの性のせいでしょうか。。。 

2015.12.07 

ホンドテン/Japanese Marten

Canon EOS-1DX,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USM
最近は本州の方にも撮影のため赴く機会も増えています。理由のひとつは日本にしか生息しない動物を
撮影してみたい気持ちが強くなってきたためです。北海道は国内で見れば北海道にしか生息しない生物も多いのですが、広い視野で見てみると意外と大陸との繋がりは強く、共通した種がたくさんいます。一方で、早くから陸の孤島と化していた本州など国内の多くは、独自の進化を遂げたため世界的に見れば珍しい動物も多いという特徴を持っています。つまり日本の本州やその離島に行かなければ見ることが出来ない珍しい動植物が沢山あるのです。ただ、撮りたい対象が生き物であったり自然の移り変わりであったりするので、ふらっと訪れて簡単に撮れるものでもないのですが、時間をかけながら続けていきたいと思っています。 

2015.12.05 

牡丹雪/Heavy snow falling

Canon EOS-7DmarkⅡ,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USM
今年は早い時期から雪がよく降ります。
イメージしていた絵に出会う前に鳥たちも深い雪を避けて移動してしまいました。
さてまだ冬は始まったばかりですが、今シーズンはどのような冬となるのでしょうか。 

2015.12.04  

クマタカ/Mountain hawk eagle

Canon EOS-7DmarkⅡ,EF600mmF4LⅡIS USM
十勝平野は関東平野に匹敵する広大な平野部が広がる中、周辺は大雪山系・日高山脈・白糠丘陵など急峻な山々に
囲まれているため、そのような地形や自然条件を好むクマタカをよく見かけます。
この黒く精悍な顔つきの中に光る山吹色の瞳はいつ見ても惹き込まれる迫力を持っています。だから、僕はこの鳥がとても大好きです。 

2015.12.03

掲載誌

EOS-7DmarkⅡ,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USM 開放
公益財団法人 日本野鳥の会(Wild Bird Society of Japan) 会誌「野鳥」表紙に
ゴジュウカラの写真を提供させていただいております。
 
余談ですが、今回の表紙カットはキャノンEOS-7DmarkⅡ,EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USMの
組み合わせで撮影しています。もちろん全部自分で買った物ですが、この組み合わせで600mm相当になるため
森歩きや海外の撮影などでとても重宝しています。
レンズはズームですがそれぞれの領域で開放から文句なしのシャープさを出してくれます。コントラストは
キヤノン独特の強さがあるため多少パソコンで補正を加えています。
一方ボディの7DmarkⅡは、AFのレスポンスも良く1DXに比べて優に軽いため持ち歩きに最適です。
画像の質とノイズ感はAPS-Cの流れを汲んでいるため多少ノイズ感はありますが、
私たちプロが通常使用する範囲の大きさであれば十分なスペックとクオリティです。
おそらく仮にとんでもなく大きく伸ばすことがあっても今の技術なら相当のクオリティで製作出来ることでしょう。
会誌野鳥の印刷は光村印刷株式会社さんが請けられています。
当方の写真も時々社内会報誌などでもご使用いただいておりますが、
デジタル技術にしっかりと対応した素晴らしい色とディテールを常に出してくださるため、
安心してデータをお預け出来る印刷会社さんです。
今回の表紙採用のゴジュウカラですが、比較的どこでも数多く見られる一番身近な野鳥のひとつだと思いますが、
黒い過眼線(目のあたりのライン)に埋もれがちな黒っぽい瞳の輝きも、羽毛の細かいディテールもしっかりと
再現されてますので、機会があったら手にとってご覧くださいませ。 

 2015.12.02

シジュウカラガン

シジュウカラガンとヒメシジュウカラガン
CANON EOS-5Ds,EF 600mm f4 IS Ⅱ USM
数年ほど前の十勝では、ガンといえばマガンよりもオオヒシクイがその大半を占めていました。
その中で稀にハクガンやシジュウカラガン、ハイイロガンなどが混ざっており、
遥か彼方の群れの中から1羽ないし数羽の彼らを探し出すのは非常に難しかったのを記憶しています。
あれから自分の中ではそれほど時間が過ぎたとは思えないのですが、気づけば十勝のガンの様相も
すっかり変わり、マガンがかなりの数を占めるようになると共に、ハクガンも200羽ほどで
しっかりとした群れを形成するようになり、そしてシジュウカラガンにおいては
1000羽に迫る数に一気に急増しています。保護増殖プロジェクトの成果が功を奏し、彼らの個体数回復の
大きな足がかりとなっているのは間違いないことでしょう。
そんなシジュウカラガンが、雪で覆われた大地の中で僅かな数だけが残っていました。
何気無く見ていたが、どうやら一亜種のヒメシジュウカラガンと思われる個体も混ざっているようでした。 

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